ガラケーサイトを探す方法って意外とわからないよね!
ということで、今回はその方法をまとめてみます。
真っ当なガラケーサイトを探すには
■モバイルデザインアーカイブを見る
モバイルサイトデザイン集のモバイルデザインアーカイブ 公式サイト有名サイトではありますが、話題になったのが少々前なので知らない人もいるかもしれません。
Flashをバリバリ使った綺麗なサイトや、企業サイトなど、比較的リッチなガラケーサイトが2000件近く紹介されています。サイトのキャプチャーも掲載されているため、デザインの参考サイトを探す際には一番良いサイトでないでしょうか。
またこちらのサイトに掲載されているガラケーサイトをまとめた書籍もあるようなので、併せて参考にすると便利そうですね。
携帯サイト年鑑2010 |
モバイルデザインアーカイブの本。Ver.2.0 |
モバイルデザインアーカイブの本。 |
■モバイルYahooカテゴリを見る
http://view-mobile.dir.yahoo.co.jp/y/なんだかんだで王道な探し方である、モバイルYahooカテゴリ。
個人系サイトはあまり掲載されていませんが、企業系のサイトを探すのであればなんだかんだで一番打倒な探し方であるかと思います。
一方、最近ではSEO会社と仲良くサイト審査をしているようなので、正直なとこ新着サイトの多くは、「良いサイト」というより「モバイルSEOを頑張ろうとしているサイト」である、という認識が良いかもしれません。
また問題として、PCからチェックしようとすると、超絶見づらいビュアーからサイトをチェックしなければなりません。なのでガラケーからアクセスするのが基本かと思います。
■imenuのメニューリストを見る
超基本中の基本ですが、効果の出るサイトを探す時にはこの方法がベターであるケースが多いです。というのも公式サイトのメニューリストは、アクセス数により掲載順位が決定されているため、上位のサイトほど基本的に頑張っているからです。
なので、勝手サイトのリニューアルを考える際にはジャンル問わず、掲載順位が高めのサイトを大量に見て、各サイトの良いところをマネする、というのは結構良い方法であったりします。
ただ掲載順位が高い=ユーザーに使われているサイトでない場合もあるので注意してください。アクセスを広告で買っているサイトも多いので。
ディープな携帯サイトを探すには
■うごくひと2ランキングを見る
無料の携帯アクセス解析「うごくひと2」: 商用利用可以前、うごくひと2を使ってみた。 - webの人 @ryryoで紹介した、ガラケーサイト用のアクセス解析を利用しているサイトの、ユニークアクセス数ランキングです。
おそらく一番使われているガラケーサイト用アクセス解析であり、意外と大手サイトも利用をしているため、非常に良いリストです。純粋にアクセス数の多いサイトが掲載されているため、「どんなガラケーサイトが流行っているのか、まったく想像が出来ない・・」という人にも見ることをオススメできます。
あの非モテSNS - 恋人が居ない人限定でネガティブな毒を吐き出すあなたの居場所もランキングの上位にいるのが驚きですね。頑張っているんだなぁ。
■携帯コンテンツ(仮)板を見る
5chbbs..はい、きた2ちゃんねる!ということで、マニアックな板ではありますが、たまに見てみると楽しい板です。「○○サイトを集めるスレ」みたいなスレッドがちょいちょいあるので、気になるジャンルのスレがあったら開いてみると良いでしょう。
ただ問題として、やはり業者が多いです。貼られているURLの8割は業者サイトだと思ったほうが良いです。僕の場合は、スレッド内URLをすべて抽出してから、ガラケーで一つ一つチェックしていくという、地味な作業を繰り返していた良い思い出があります。
■携帯ソーシャルブックマークサイトを見る
ブクマ! モバイルソーシャルブックマークいくつか存在する、携帯ソーシャルブックマークサイトですが、この「ブクマ」が比較的機能しているように見受けられます。
ユーザーが作っているリストのため、中々にディープなサイトが見つかり楽しいです。ヤフカテでは絶対に見つからないような、「出会い系サイト化しているメル友募集掲示板」や、「ヴィジュアル系バンドをやっている麺と、バンギャが出会うサイト」なんかが出てきて、とっても残念です!
■携帯の大手ランキングサイトを見る
携帯ランキング「imodeBEST100」|登録無料|モバイルサイトのアクセスアップ&サーチ・検索ぶっちゃけ機能しているランキングサイトなどほとんど存在しないのですが、imodeBest100は老母なので比較的まともなサイトが掲載されている場合が多いです。軽く目を通しておいたほうが良いかなと思います。
このランキング以外には、「AWALKERRANKING」携帯サイトランキングあたりがそこそこ良かったのですが、最近はちょっと微妙なかんじでした。着うたカテゴリがあったころが全盛期か・・ ※モバイルブラックジョーク*1
モバイルデザインアーカイブの中の人に教えていただいた内容を追記
ということで、いままで携帯サイトを10万件以上は楽勝に見ているという凄まじい方のガラケーサイトの集め方。
■ヤフーカテゴリモバイルの新着登録サイトを見る
ガラケーから”Y!カテゴリTOP→「今日のオススメ」→「新規登録サイト」”
で、ヤフカテモバイルの新着サイトがチェック可能。最近の傾向をチェックするためには、この方法でウォッチすると良さそうです。
■モバイルデザインアーカイブ以外のリンク集を見る
case:MobileDesign! モバイルサイトのデザイン紹介ブログ
http://mobamiru.kayac.com/
どちらも結構内容が豊富なようです。やはりこの手のサイトのほうが、デザインの参考を探すには良いですね。
エントリを書いた切っ掛け
単純に最近僕が携帯サイトを探し狂っているためです。
以前、初心者がPHPを3ヶ月で独学した方法 - webの人 @ryryoで書いたとおり、現在絶賛PHPの勉強中だったりします。で、「プログラム覚えるんだったら、やっぱり掲示板だろ」という、中二病的な思いつき&どうせならガラケー対応で、という発想に。
そこでガラケー掲示板サイトを最近探し回っているわけです。そのついでに集めた掲示板のまとめサイトも作ろうかと思ったり。
作成予定地。本当に作ったらまた追ってエントリに書きますが、飽きないかが心配。非常に心配。
僕自身、元々ある程度ガラケーサイトを探すのには詳しかったりはします。しかし、それでも中々面倒だったり忘れることも多いので、方法をブログにまとめておこう!と思い、このエントリを書くことにしました。
「真っ当なサイトを探す方法」と「ディープなサイトを探す方法」に分けた理由
今回、その方法を紹介するにあたり、探す方法を2つの系統に分けてみました。一つ目は「真っ当なサイトを探す方法」そして二つ目は「ディープなサイトを探す方法」です。
真っ当なサイトというのは、例えばデザインが綺麗なサイトや、企業の公式サイトといったものを差しています。PCサイトのガラケー版を作成する際には、こちらの方法でガラケーサイトを探すと良いかもしれません。
この真っ当なサイトのほうが基本的に、デザイン面では優れています。しかし一方で、掲示板サイトの場合などだと「デザインは綺麗だけど、全然流行っていない。」というケースが多々見受けられます
そこで必要となってくるのが、「ディープなサイト」を探す方法です。「一見デザインは微妙なことはあるけど、ユーザー数が多く活発に活動をしているサイト」というイメージ。
ガラケー文化がより根強く反映されているようなサイトです。一つのwebサービスとして"ガラケーサイトオンリー"でヒットを狙う場合には、このようなサイトをよく研究することが必要になってくるかもしれません。
というわけで、「真っ当なサイトを探す方法」「ディープなサイトを探す方法」に分けて、ガラケーサイトを探す方法をご紹介しました。
実際に携帯サイトを探す時
僕は今回、ガラケー掲示板を探すにあたって上の方法をすべて実行しており、多くの場合そうするようにしています。というのもやはり、各方法ごとに見つかるサイトが結構違うのですよね。なので、多種多様なサイトをサイトを探すために、いろいろな方法でサイトを探しています。
さらに言うと、"どの方法で探してもヒットするサイトを探す"、という目的も含まれています。結局どの方法で探すにしても、「本当にそのサイトが流行っているか」はわからないのですよね(掲示板とかはわかりやすいけれど。)その時、どんな探し方をしても出てくるサイトというのは、やはり人気なサイトである可能性が高いと言えます。
だからこそデザインが良いサイトを探すのでなく、「流行っているサイト・人気なサイト」を探したいのであれば、一つの方法だけでなく、複数の方法でガラケーサイトを探すことオススメします。
また、やはりサイトはPCからでなく、ガラケーでチェックするようにしています。そもそもPCからのアクセスを制限しているサイトが多いから、というのもありますが、携帯画面からでないとわからない"良さ"が垣間見えるからです。
簡単なところでいうと、画面の横幅が違う!ということに始まり、PCから見た際には大丈夫であった配色が、ガラケーから見た際には文字がとても読みづらい、ということもあります。そして、ファーストビューに何を納めているか、といった情報もPCからは読み取ることができない要素です。
そして自身が、ある程度携帯サイトを扱うのに慣れている必要があると思います。慣れているユーザーだからこそ、「アクセスキーがないサイトは不便」と感じたり、「アダルトサイトは、この辺が入り口だよね」という感覚があるはず。笑
その感覚があるかないかで、作成されるサイトの細部に違いが出てくるのでないかなぁと思っていたりします。
そんなこんなで最近の通勤時間には、
こんなサイトリストページを作って、黙々とガラケーサイトを見続けたりしております。