モバイルでのメールマーケティング事例的なもの

前回の記事の続き的要素を含めたお話です。

本当にメールを活用しているメディアってあまりなかったりしますよね。

なんて前回書きましたが、自分自身そこまで経験は少なかったりします。なぜそうだったのか、という話を初めに。


まず、メールもそうですが、webマーケティングって最低1万はユーザーがいないと、基本的に効果が感じられないのです。

1000人に対してメールを配信しても反応が1人2人しかないっていうのは普通のことだと思います。

最低1万人以上に対してメール配信をしないと、反応が薄くてつまらないわけです。つまらないものを続けるなんていうのは、人間難しいわけで。

ただ「1000人にメール配信」と「1000アクセス」だと意味が違うのですよね。なぜなら一日1000アクセスなら月間3万アクセスだから。

メールは持続性があるものでなく単発性の高いものだから、サイト運営と比べてアプローチできるユーザー数が少なく、故につまらないことが多いですよ、ということ。


また、反応の鮮度というのも大事であったりします。

「3万アクセス」「3万人にメール配信」というのもまた違うのです。

なぜなら3万アクセスのほうが鮮度が高いから。3万ユーザー全員が「その瞬間」にサイトを閲覧しているわけです。例えば、着うた欲しい時に着うたサイトを見てるわけです。

一方3万人にメール配信の場合、ユーザーそれぞれ登録したタイミングが違うのです。昨日登録したユーザーもいれば、1週間前に登録したユーザーもいるわけで。そりゃ普通反応は悪いです。


そこで、ユーザーのデータを活用したレコメンドの仕組みを取り組んだメール配信をすれば・・なんて話になるわけですが、実際ユーザー母数の少ない段階でそこまでやってられないだろ、と。

その他、商品購入ユーザーへのリピート催促としてのメール配信というのもありますが、それもユーザーデータベースとの連携が必要なわけです。

そこまでのシステムを組む込む機会というのは、実際そこまでないんじゃないでしょうか?開発予算が少ない場合にあっさり削られるような機能だと思います。笑

つまり、メール配信ってのは必須ではないのですよね。あくまで既存ユーザーの顧客単価を上げるための仕組みであるわけで、人気長寿サイトがやって初めて意味があるものなのです。


という前提の上で、僕がやってた中小サイト的メール配信方法の話を。

まず上の話をまとめればある意味、『「持続的に」「その瞬間」にアプローチできるメール配信』ができればよいわけです。たとえ弱小サイトでも。笑

で、それが再現できる場所というのが「登録完了メール」です。

登録完了メールっていうのは、会員制サイトに登録した際に届く、
「登録ありがとうございました♪ID・PASSは○○○で、ログインURLはこちらです。」
なんていうメールのことを指しています。

登録完了メールなら毎回自動でシステムが配信してくれるわけですし、ユーザーが「めっちゃ着うた欲しい!」と思っている時にアプローチできるわけです。

そこに例えばこんなメールを配信すると良いんじゃないですかね、という話。

登録ありがとうございました♪ID・PASSは○○○で、ログインURLはこちらです。

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文言の工夫とキャンペーンの訴求力しだいですが、そこそこの効果を得られるはずです。良いときは10%ぐらいのコンバージョンが出た記憶があります。

メールの純稿枠販売でも登録完了枠ってのは人気があるところだったと思うので、そこは有効活用すべきなんじゃないかなぁと考えてこんな小技を作ったりしていました。

枠販売だと、
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みたいな面白みのない原稿を設置することになるはず。

それならユーザーメリットにもなるものを設置できたほうが良いんじゃないかなぁと思うわけです。