ニコニコ動画が未来をつくる〜ドワンゴ物語〜を読んだ。


↑が届いたの早速ざくっと読んでみたり。

amazonでは結構売れているっぽいですね。予約購入をしたのに、アマゾンから一度在庫切れメールが届いてました。今でも「通常5〜9日以内に発送します。」らしいです。

目次:
第1章 Bio_100%の強者たち
第2章 ドワンゴ創生
第3章 デスマーチの日々
第4章 ケータイの世界へ
第5章 同期と非同期の狭間に
第6章 ニコニコ動画が作り出す未来
エピローグ 

内容を一言にまとめると、株式会社ドワンゴの面白おかしい社史、といったもの。目次で大体の流れは想像できると思います。

人によってはすごく面白く感じる本だと思うし、人によってはすごくつまらない本なはず。笑

以下私事。

個人的には、すげー面白い本でした。

  • スーパーゲーマー集団が会社を作った。
  • 携帯事業(ゲーム/着メロ)やった。
  • ニコニコ動画作った。

というのが、ドワンゴさんの大まかな軌跡なのですが、「スーパーゲーマー集団が会社を作った。」という部分がすごい面白かった。

パソコン通信時代のギーク達がそれぞれどんな少年・青年時代を過ごして、彼らがどのようにして巡り合ったのか、という話はゲーマー必見。

川上会長さんの言う「WarCraftAge of Empireなどのストラテジックアクションゲームなんかをやりこんでいるゲーマーは、ロジック能力が極限まで鍛え上げられているはずだ!」という件は吹きました。笑


その仮定が正しかったのかは置いといて、少年時代にWarCraftAge of Empireをやっていた人達というのは、かなりの衝撃を受けていたはず。

僕もハマった一人ですが、64/プレステあたりが流行っていた時代に、最大8人でネットワーク対戦できるゲームというのは画期的過ぎた。チャットやらで対戦者を求めていたころが懐かしいです。

知り合いの自宅が職場を兼ねていたため、8台以上ものPCが常備してあり、それらをフル稼働させてのネットワーク対戦にも非常に燃えた思い出があります。あれのせいでTVゲームがつまらなく感じるようになりました。笑

あれって一つのwebの楽しさだったと思うし、Age of Empireに出会わなければweb業界には入らなかったんじゃないかなーと感じるぐらいです。


だからこそ、昨今どんどんTVゲームがネットワーク対戦に対応している、という状態ってある意味残念だな、などと思ったりします。

デフォルトでは上手くいかないからこそ、調べまくったり、自分で設定したりする、そんな作業自体もすごく楽しいことだし、それってwebの仕事と似ているんじゃないかな、と。

やっぱり開拓者って強いよなー、と改めて感じさせられた一冊なのでした。

僕もパソコン通信時代とかを経験してみたかったです。パソコン触り始めたときにはもうwindows95なんていう時代だったからなぁ。