『モバイルSEO勝者のバイブル』をレビューしてみた。


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本日は、携帯SEOの書籍をご紹介します。

本題に入る前に余談ですが、
当ブログでいままで携帯SEO関係の書籍をご紹介することは
一度もありませんでした。

というのも、紹介するまでもない書籍しかないからなぁと
いままで思っていたところが大きいです。

なぜなら既存の「携帯SEO」書籍のほとんどは、
テクニカルな部分には触れておらず、
概要をさらっと話しているものばかりであったからです。

「携帯SEOとはなんぞや、PCのSEOとはなにか違うのだい?」という大枠部分は、
そのような書籍で十分でしたが、「自分で携帯SEOやりたいんだぜ!」という方からすると、
「概要はわかった。で、なにをすればいいんだい?」となってしまうわけです。

で、今回ご紹介する書籍はそんな方も満足できるであろう書籍ですよ、ということ。

というわけで、さらっと一読した限りの感想一覧。
  • 携帯だからこそのテクニックついても書かれている。ここが現場の人間として一番面白いかも。
  • PCSEOも携帯SEOも大枠は違いがない、ということが具体的なテクニックとしてわかる。
  • 概要が知れればいいんだよ、という担当者が読むには難しすぎる。
  • 第一章で既存書籍に書いてあったことの8割が抑えられている。笑
  • 市場分析についてが2割。
  • 考え方についてが2割。
  • テクニックについてが6割。


なんというかビジネス書ではなく、技術書です。

技術であったり、テクニックであったり、ノウハウが知りたい、
という方はぜひお読みになることをオススメします。

ちょっと概要が知りたいという方は、
アマゾンで既存の評価がよい書籍を読むほうが、混乱が減って良いはずです。
難しい技術的内容もたくさん書かれているので。

以上、感想。


以下、gdgd

正直、いま携帯検索エンジンの検索結果に、
ユーザーが嬉しい検索結果が出ていない理由っていうのは、
検索エンジンが進歩していないからではなく、各社モバイル担当の怠慢だと思っています。

この書籍内容の内訳は、2割ほどがモバイルならではの目新しい内容であり、
あとの8割は携帯でもPCと同じなんだぜ、ということが明文化されているというかんじです。

だからある意味では、この書籍を読まなくとも、
PCサイトでは「当たり前のように当たり前に行われていた施工」を行うだけで、
そこそこの結果はついてくるはず。

それなのに関わらず、
「携帯だから。」「新しいから。」「ノウハウがないから。」
なんて言って何も行わないのが、担当者の怠慢じゃないのか?と思っているのです。

そろそろユーザーにも、作り手が怠けすぎなかんじが伝わってきているから、
iPhoneなんかに期待値が移行していっているんだろうなぁと。

いまだキャッシュポイントがどこにあるのか良く分からない業界ですが、
まずはお客さんをたくさん集められるようにならないといけないですね。

商品ありき。お客さんありき。


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