コミュニティサイトを真面目に考察してみる。

モバイルなお仕事をしていると、どうしてもコミュニティ案件との絡みが少なからず出てくるわけで。

その中で思うことが、コミュニティサイトが一番メディアらしい戦略立てをしているなぁということです。

特に一番素晴らしいのが、『ユーザーの遷移を細かく追っている。』ということ。例えば以下のような形で。

客単価5000円のユーザーがいる。

このユーザーは「○○」というコミュニティサイトを利用している。

このユーザーは「△△」というかませサイト*1経由で「○○」に来た。

このユーザーは「□□」というASP(orメディア)から「△△」を経由して「○○」に来た。

それであるから、「□□」への予算額を増やそう。

実際、コミュニティ案件の広告タグの多くはそのコミュニティサイトから提供される、独自タグであることが多いです。(ASPのコードではなく。)そのほうが、メディア単位で効果を追うことができるからだと思われます。

「□□」とうASPには良質なユーザーが多いというよりも、「■■」といメディアには良質なユーザーが多い、というデータのほうがより精密であるということですね。かなりシビアに効果測定をしていることが伺えます。

また、『メール戦略』も素晴らしいです。

転職してから迷惑メールはすべて切ってしまいましたが、それまでは勉強のために日々500通ぐらい迷惑メールを受信していました。

で、素晴らしいと思う部分というのは、おそらくですが、ユーザーの反応を見て送るメールのタイプが変わっていくということです。

最初の方:可愛い子からメールがくる。

中盤:人妻系からメールがくる。一夜限りの関係を、みたいな。

終盤:逆援系のメールがくる。女社長36歳からのメールです、みたいな。

最後:架空請求(笑)

アホらしいことを真面目に書いてますね(笑)ただ、これだけメール配信に凝っているメディアって滅多にないのではないでしょうか。

実際ユーザーとして利用したことはないのでメールを返信したらどうなるかはわからないですが、例えば人妻系で反応したら、その後はそういう系統のメールが多く届くなるようになる、ぐらいの仕組みもあるんじゃないでしょうか?

いわゆる「ステップメール」と「シナリオ分岐」を利用したマーケティングです。モバイルはメールの開封率が高いんだ!とよく声高々に言われていますが、本当にメールを活用しているメディアってあまりなかったりしますよね。というわけで迷惑メールが一番の参考になったりします。



コミュニティサイトというと楽してグレーなことで収益を上げているように思われていますが、実際は一番仕組み化が進んでいるモバイルメディアです。不快かもしれないですが、一度真面目にその仕組みを追っていくのも良いのではないのかなぁと。

僕自身、メディア運営の際にはかなりコミュニティサイトの仕組みというものを取り入れてきました。もちろん、綺麗な仕組みに構築しなおした上でですが。

どんな業界でも最初はピンク系から伸びてくるものです。DVD業界しかり。モバイル業界先駆者の1つはコミュニティサイトだ、ということは認めざるを得ない部分なので、受け入れられる仕組みはどんどん受け入れていきましょうよ、と。

*1:コミュニティへの同時登録サイト。無料懸賞サイトなどのこと。

モバイルメディア衰退の裏にはASPがいる?


お久しぶりです。

転職し一ヶ月が経ったわけですが、
なんとかかんとかやっております。

ブログタイトルを「元.モバイルの人」なんぞにしていますが、
まだ確定ではなかったりします。

そもそも、今後どんなことを書いていこうかも固まっていないので、
しばらくは、ふわふわしたかんじが続いてしまうかな、と。


とりあえず今回は、私がモバイルメディアで体現したかったモデルについて。

業界離れて1ヶ月も経つと、新しい情報がすでに掴みずらくなってきていますが、
その分今回のエントリみたいに、いままでやってきたことが整理ができてよいですね。

当時考えていたこととなんら変わりないですが、
それをちゃんと言葉にして話すことができる、なんてかんじでしょうか。


で、本題。
集金サイトと集客サイト - webの人 @ryryo

まぁ一年以上前のエントリ↑に書いていることだったりするのですが、
リアルなこと(ECとか)と強い絡みを持たないのであれば、
集金サイトと集客サイトという2つの仕組みを持つというのが一番のモデルだと思っています。

より明確に言うと、
集金サイト⇒公式サイト
集客サイト⇒インセンティブサイト

それ、なんてモバゲー?という話ですが、
これをASPを介さない形でやるのが理想、というのが持論です。

つまり自社で両方とも抱えるということ。
そうすれば、単純に利率が上がるであろうっていうだけ単純な理論です。


私自身インセンティブサイトの運営に携わっていたこともあるわけですが、
一番謎だったのがなんでこんな客単価低いの?ということ。

例えばユーザーに100ポイントあげるから、
この公式サイトに登録してね!という時、
メディア側の売上は200円〜300円ほどです。(月額315円の場合)

その一方、仮にその登録ユーザーが6ヶ月間登録継続した場合、
公式メディア側の売上はというと、1200円〜1800円。

結果として、公式メディア売上の16%ほどの売上にしかならないわけです。
正直これだと中々採算を合わせるのが難しかったりします。


とはいえ、公式メディア側の視点になれば、
その程度の報酬しか出せないのも納得ができます。

なぜなら、ユーザーというのは初月退会する場合もあるから。

例えば2ヶ月登録分のお金(630円)でユーザーを集め、
それらのユーザーの平均継続期間が1.5ヶ月であった場合、
もちろん採算があいません。

そのリスクを考えれば、報酬が1ヶ月登録分のものになるのは当然のこと。


ここらでエントリのタイトルに繋がってくるわけですが、
アフィリエイト」というユーザー集客モデルと、
「公式サイト」という課金モデルは激しく相性が悪いです。

公式サイトの集客をアフィリエイトでやる場合、
前記したとおり、初月分+α程度の費用しかかけられません。

でも、もしかしたらユーザーは1年間以上課金をし続けるかもしれません。


この現象を一見すると、
アフィリエイト=広告主側が儲かる仕組み」
みたいに見えるかもしれないですが、そうとも言い切れません。

なぜなら、それでユーザー獲得メディア側の採算が合わないなら、
それらのメディア屋が撤退していくことになるから。


公式メディア側は、
ユーザーを獲得してくれるアフィリエイトメディアがいなくなって悲しい。

アフィリエイトメディア側は、
最低ラインの報酬しかもらえなくて悲しい。

なんていう負のスパイラルに陥ってしまうわけです。

「集客=ASPを使う」、「集金=ASPを使う」
というのはとても簡単なことですが、
それだけでうまくいくとはとても思えないのです。



で、この問題を解決する方法は、3つあります。

1.ASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)が、課金(継続)アフィリエイトという仕組みを作る。

2.公式メディアとアフィリエイトメディアが直接繋がって、課金(継続)アフィリエイトという仕組みを作る。

3.公式メディアもアフィリエイトメディアも自社で持つ。


『課金(継続)アフィリエイト』という造語を出してしまっていますが、
これはつまり、ユーザーが1ヶ月課金したなら100円支払います、
ユーザーが2ヶ月課金したなら+100円支払います、ユーザーが3ヶ月課金したなら....
という仕組み。

ユーザーが課金した分、還元しましょう、というもの。


理想論なのかもしれませんが再現可能なことですし、
こうなればアフィリエイトメディア(インセンティブサイト)側も、
良質なユーザーを流していく気になれます。

公式サイトからした場合、短期間で見れば広告費が増えてしまいますが、
それで獲得が続くならそのほうが美味しいんじゃないかなーと。


現実としてポケットアフィリエイトというASPを持つ
DeNAの媒体である「モバゲータウン」の広告を見ると、
『翌月継続したら+50ポイント』なんて書いてあったりしますよねー。

一年以上前から自社の媒体ではそういう仕組みを持っているのに、
なんでASPではそういう仕組みを作らな..うわなんだおまえなにをするやめあqwせdrftgyふじこlp;

・・まぁインセンティブ不可の公式媒体に、
インセンティブユーザーを流しちゃうような悪質メディアが多かったりと、
不正対策の環境が整っていない業界だから仕方ないことはわかっているんですけどね。

というわけで1.の方法は大人の事情で、もうしばらく難しいのでしょう。


で、そうなると2.か3.の方法が残ると。
これはどちらでも良いんじゃないかなーと思います。

営業力の強い会社なら、2.をやれば良いでしょうし、
メディア運営が強い会社なら、3.をやれば良いです。


『2.公式メディアとアフィリエイトメディアが直接繋がって、課金(継続)アフィリエイトという仕組みを作る。』
を再現する場合↓

「弊社のインセンティブ媒体なら月1万会員獲得できますよー、
 しかも継続した分ユーザーにポイント還元するので、継続率アップにつながりますよー」
と営業する。


問題としては、公式メディア側にそのシステムが入っていないと、
その辺を新規開発することになってしまうことですね。


外部のパッケージなんかで公式サイトを運営している会社さんが相手だと、
ほぼ無理な話になってしまうはずです。




『3.公式メディアもアフィリエイトメディアも自社で持つ。』
を再現する場合↓

プログラマーに、「こういうの作って!!!」とお願いする。


(笑)


これは夢物語なんでしょうか?

モバイルメディアの成功事例っていうのが、
「リアルとのクロスメディアWIN-WINweb2.0なんですよ、犬のお父さん!」
なんてものしか見かけないので、本当の成功事例ってのが中々見つけづらかったりします。

転職のお知らせ&モバイルメディア運営論。


唐突ですが、5/31付けでアルバイト期間を含め
3年間以上お世話になった会社を退職することになりました。

お世話になった方々、いままでありがとうございました!

6/1からは、PC&モバイルな会社の
PCメディア部門マネージャー代理として働くことになっています。


というわけで今後、多少モバイル業界から外れることになり、
忙しくなることも予想されますので、
先に更新停滞のお知らせをしておくことにします。

読者の方も増えてきたところなので、残念で仕方ありません・・
暇を見つけて、たまに更新できればいいなぁとは思っています。


まぁ滅多にない機会ですので、
ついでに自己紹介とか、今までモバイルでやってきたこととか、
モバイルメディア運営の考え方についてとか書いていこうと思います。

今までのモバイルな仕事内容について


肩書きは、広告代理店のメディア部門リーダーでした。

会社の本業が広告屋さんな分、
利益率が高いから美味しいよねっていう部署です。


私が主に担当してきたのは、
いわゆるモバイル勝手サイトの企画・運営。

なんだかんだで数十サイトの運営に携わったのかな?
着うた、動画等のコンテンツ系インセンティブの対象とした、
ポイントサイトがメインでした。

コストを最小限に抑えて、利率の調整さえうまくいければ、
後はプロモーション・広告管理さえ怠らなければよく回ってくれる、
というかんじです。

製作の人間を含めても、実質2.3人規模で運営していました。
社内には営業の人間が多いので、数少ない私服組。

転職の動機


モバイルって技術力がなくても利益を出せてしまう、
というのが転職の要因になっています。

会社にお世話になっている以上、
必要最低限以上の物品や知識というのは、
自分で補わなければいけないと、個人的には思っています。

というときに、プログラミング知識やデザイン知識というものは、
実はモバイルでは、ある売上ラインまで必須でなかったりします。

もちろん製作部門の人間に最低限の依頼はしていましたが、
極論、マンパワーでどうにかなるのがモバイルです。
(自社内完結のメディアなら。)

元々、その簡易さに魅力を感じ、この業界に足を踏み入れたわけですが、
あるレベル以上のものを作りたい、
というときにはどうしても技術力が必要になってきます。

ただ、そのお勉強というのは、
モバイル専門会社にいる限り「必須」ではない、と。

私は元々自分に甘い性質なので、
必須でないなら真面目に勉強しない可能性が高いです。笑

そうなると、そもそも技術力がないと食っていけない環境に
自分の身をゆだねなければならないわけで。

今の会社はあくまで代理店であり、あくまでモバイルの会社です。

そう考えたとき、転職という選択をすることとなりました。

モバイルなメディア運営についてgdgd


自分が今の会社に残る、ということを前提にしたとき、
今後必要なものは以下の三つだと思っています。
  • 目に見える優良商品(デジタルコンテンツ・物販..etc)
  • モバイル専用システム構築
  • 分析体制の整備

至極普通のことを書いているんでしょうか。
なんだろう。当たり前なんだけど、
当たり前のものが揃っていない会社が多いってことだと思います。

目に見える優良商品(デジタルコンテンツ・物販..etc)

結局はコンテンツを持つサイトが一番力を持っています。

過去運営していたサイトの話ですが、
文章onlyの情報サイトにコンテンツを置いたら、
一ヵ月後、PV10倍になったのはいい思い出。


えーと、で、コンテンツを持つ強みというのは、下の2つのどちらか。
1.(コンテンツ無料サイトの場合特に)ユーザーのリピート率が高い。
2.(コンテンツ有料サイトの場合)コンテンツを売る際、購買率が高い。

広告収益モデルのサイトの場合、「1.」が大事。
コンテンツ販売サイトの場合、「2.」が大事。

いや、当たり前に当たり前のことを書いているわけですが、
この業界、中身のないサイトがかなり多いのです。

実質中身のない公式占いサイトとかが、
世の中に溢れすぎているのですよ。

それでも年商数千万レベルまでは見えますが、
「億」って話になると難しいんだろうなぁと思います。

また今後モバイル参入企業が増えた際、まず起こることは広告費用の上昇なわけで、
「他の企業より高い広告費を出せるぐらい利率の高い商品を持つ。」
「無料でユーザーが集まるようなコンテンツを持つ。」のいずれかができないと辛いです。

もちろんSEOのような、費用があまりかからない戦略は多く残されていますが、
すでにPC業界でそのような戦略を行っている企業が参入してきたら、
モバイルだけだった会社の多くは、それに勝てないはずです。

そういった直近の未来を考えたとき、
コンテンツを持つっていうのが、一番安易な発想だなぁと。


モバイル専用システム構築

主にECサイトとかの場合ですかね。

モバイルECは伸びる伸びると、数年前から言われていますが、
期待されていたほどは伸びていないのが現状です。

で、なにが妨げになっているかというと、
システム部分の問題が大きいのではないかなと。

現行、モバイルでECをやりたいんだけど良いASPない?
って話になったとき、よく選ばれるのが、
元々PC用のECシステムをモバイル用に改造したものです。

これが得てしてひどい。笑

・決済システムが一部携帯に対応していない。(SSLとかの問題。)
・ページが重い。(PCページを無理やりモバイル用に変換している。)
・アクセス数等のデータ集計が仕様上ほぼできなかったりする。
・ユーザー導線がPCのまま。変更できない。
・大元のECシステムがリニューアルされた際、それに対応できない。
・各キャリアの仕様を踏まえた構成になっていない。(画像の表示とか、絵文字とか。)

なんてことが当たり前。

それに対して注文を出すと、
「カスタマイズ費用がかかります。」
の一言。

そうなったときに予算感が合わなくて、
プロジェクトがgdgdという流れに陥りがちです。


そもそもの話ですが、
現行モバイルの成功事例と挙げられているサイトのほとんどが、
モバイル専用の独自システムを開発しています。

ブラウザの仕様が違うのだから、それは当たり前。

とりあえずPC用に変換すればokでしょ、という発想は、
マクロな視点ではあっていますが、ミクロな視点では間違えています。


分析体制の整備

システムが絡むサイト製作の場合の注意点みたいなものですが、
「サイトの問題点がわからないことが問題」
という事態を起こさないことがかなり大切です。

サイトの問題分析の方法については下記記事で触れています。
モバイル大学セミナーに参加してみた。 - webの人 @ryryo

上の記事の、問題解決についての要点をまとめると、
・サイトの問題解決というのは、ユーザーが離脱してしまっているページを把握すること。
・&そのページを修正していくこと。
 ⇒例
 ・登録フォームでユーザーが離脱しているなら、登録フォームを改善する。
 ・ユーザーが商品詳細ページに行く前に離脱しているなら、
  トップページを改善する&検索機能を改善する&検索結果ページを改善する。
といったかんじ。

この「ユーザーが離脱してしまっているページを把握」する方法というのは、
・全ページにアクセス解析タグを仕込む
・それのページをグループ化する
・グループ間のユーザー遷移率を測定する
ということ。大雑把に言えばですけれど。

そのためには、
上のようなオーダーを事前にシステム屋に行うか、
MOBYLOG | 携帯 スマートフォン サイトのアクセス解析・効果測定

といった企業向けのモバイルアクセス解析を、
(できれば事前に)仕込んでもらう必要があります。

後から、「やっぱり追加して!」というのは、
追加コスト発生の元ですので、それでプロジェクトがgdgdになってしまうようであれば、
初期仕様の決定をしっかり行ったほうが、最終的にスピーディですよ、と。







私的モバイルメディアを今後うまく企画・運営していくポイントは、以上です。

我ながら視野の狭い見解だなぁとも思いますが、
細かい部分の積み重ねがメディア運営で一番大事なことだと、この3年間で感じました。

web業界という狭い業界の中でも、
さらに狭いモバイル業界しか体験していない若造の話ですが、
少しでも参考にしていただければと思います。

ではでは、今後モバイル業界で戦っていく方の成功をお祈りしております。(゚д゚)ノシ

i2iモバイル/うごくひと2/AWStatsを比較してみる


少し前にうごくひと2という携帯アクセス解析を紹介したばかりですが、
また新しいものが登場したため、改めてご紹介します。

↓これ!

携帯アクセス解析 - 携帯のリンク元なども詳細解析 | i2i 無料Webパーツ

以前下記の記事で紹介したi2iという
アクセス解析の完全モバイル対応版です。
無料携帯アクセス解析について - webの人 @ryryo

・完全無料で利用可能
リンク元や検索ワードの解析結果も表示
・共通のタグで設置ページ毎に解析可能
・無制限に何ページでも解析可能
・過去3ヶ月分の解析結果が閲覧可能

とのこと。使用したかんじ中々良い感じでした。


そんなかんじで最近モバイルの運営環境もだいぶ整ってきたな、
という感があります。

いままでもないことはなかったですが、
初期導入費、何十万というシステムばかりだったので、
正直、中小企業が使うには辛いものばかりであったかと思います。

それと同様のことが無料で可能になってきた、というのは素晴らしいですね。


ただ、そうなると逆にまた違った問題が生じてきます。

それは『で、どれが一番いいの?』という問題。

当ブログでもi2iを含めて3つも携帯アクセス解析を紹介してきたので、
ひとまずそれらの機能比較をしてみようと思います。

比較するのは、今回紹介したi2iモバイルと以下の2つ。

うごくひと2

うごくひと2を使ってみた。 - webの人 @ryryo

AWStats

携帯検索エンジンのリファラーから検索キーワードを知るために。 - webの人 @ryryo

まずはずらっと表で比較。
その後、注目すべき点だけお話していきます。

うごくひと2

項目可否解析期間解析箇所概要
解析タグ形式PHP,Ruby on Rails,Perl 全ページに設置
設置難易度
商用利用広告なし(法人の場合)
PV月間/日別全体/ページ別
UU日別全体/ページ別
平均閲覧ページ数月間/日別
キャリア比率月間全体/ページ別
端末比率月間全体
検索キーワード月間全体キーワード別直帰率がわかる
解析検索エンジンGoogle」「Yahoo」「その他」
外部リンク元URL月間全体/ページ別ドコモは不可
外部リンク元アクセス数月間全体/ページ別比率で表示
在住地域月間全体/ページ別予測値?
年齢層月間全体/ページ別予測値?
性別月間全体/ページ別予測値?
リピート率月間全体/ページ別
平均滞在時間月間全体/ページ別精度高
直帰率月間全体
フルブラウザ対応率月間全体
通信速度カバー率月間全体
画面幅カバー率 月間全体
Flashバージョンカバー率月間全体
HTMLバージョンカバー率月間全体
ワンセグ対応率月間全体
モバイル SUICA 対応率月間全体
GPS 対応率月間全体
きせかえ対応率月間全体

i2iモバイル

項目可否解析期間解析箇所概要
解析タグ形式PHP 全ページに設置
設置難易度
商用利用広告あり
PV期間指定可全体/ページ別
UU期間指定可全体
平均閲覧ページ数期間指定可
キャリア比率期間指定可全体
端末比率期間指定可全体
検索キーワード期間指定可全体
解析検索エンジンYahoo/Google/Ez Google/Livedoor/goo/モバゲー/CROOZ/froute/その他
外部リンク元URL期間指定可全体ドコモは不可
外部リンク元アクセス数期間指定可全体数で表示
在住地域不可
年齢層不可
性別不可
リピート率不可
平均滞在時間不可
直帰率不可
フルブラウザ対応率不可
通信速度カバー率不可
画面幅カバー率 不可
Flashバージョンカバー率 不可
HTMLバージョンカバー率 不可
ワンセグ対応率不可
モバイル SUICA 対応率不可
GPS 対応率不可
きせかえ対応率不可

awstats

項目可否解析期間解析箇所概要
解析タグ形式サーバーに設置
設置難易度
商用利用
PV月間/日別全体/ページ別うごくひと・i2iよりも4割程度少なく測定される
UU日別全体/ページ別うごくひと・i2iよりも4割程度少なく測定される
平均閲覧ページ数月間全体
キャリア比率月間全体要カスタマイズ
端末比率月間全体要カスタマイズ
検索キーワード月間全体要カスタマイズ うごくひと・i2iよりもしっかりと拾う/一部文字化けする・・
解析検索エンジン月間全体要カスタマイズ
外部リンク元URL月間全体ドコモは不可
外部リンク元アクセス数月間全体
在住地域不可
年齢層不可
性別不可
リピート率不可
平均滞在時間一応可月間全体誤差あり
直帰率不可
フルブラウザ対応率不可
通信速度カバー率不可
画面幅カバー率 不可
Flashバージョンカバー率 不可
HTMLバージョンカバー率 不可
ワンセグ対応率不可
モバイル SUICA 対応率不可
GPS 対応率不可
きせかえ対応率不可


黄色くなっている部分が、
優良点なのでそこに的を絞って話します。

うごくひと2


うごくひと2の良い点は以下のとおり。
  • PHP/Ruby on Rails/Perl に対応、と使用可能環境が多い。
  • 法人運営の場合、広告が表示されない。
  • 検索キーワード別直帰率がわかる。
  • 在住地域/リピート率など、うごくひと2だけが測定できる指標が多い。
  • 多くの指標をページ別に知ることができる。

上2つは前提条件としてのものですが、
これが抑えられているのは非常にうれしいですね。


下3つは指標についてのものですが、
かなり役立つ数値だと思っています。

⇒検索キーワード別直帰率がわかる
検索されているけれど、ユーザーがなにもせずに帰ってしまっているというのは、
かなり大きな問題。

ページのトップで、そのキーワードに関するコンテンツがあることを明示する必要あり。

⇒在住地域/リピート率など、うごくひと2だけが測定できる指標が多い。
⇒多くの指標をページ別に知ることができる。
例えば、TOPページのリピート率が15%だけれど、
特定の人気ページはリピート率が20%なんて数字を見ると、かなりニヤニヤできます。


i2iモバイル



i2iモバイルの良い点は以下のとおり。

i2iは機能面ではうごくひと2に負けますが、
より細かい日別の数値を追うということに関してはそれに勝っています。

例えば、「無料着うた」というキーワードから来ているアクセスが、
ある日を境に激減したとしたら、それは検索エンジンの順位が落ちた日です。

そういった情報はうごくひと2ではわからないので、
SEOに特化した媒体なんかは、i2iのほうが良い気がします。


awstats



awstatsの良い点は以下のとおり。
  • サーバー設置型のため、環境に作用されづらい。
  • 広告が表示されない
  • 歴史の長い検索エンジンなので、クローラー等の無駄なアクセスは綺麗にはじいてくれる。
  • カスタマイズさえしっかり行えば、一番確実に検索キーワードを拾ってくれる。

検索キーワードを確実に拾うなら、awstatsがベストです。

現状一つのサイトに、i2iモバイル/うごくひと2/AWStatsの3つを導入しているのですが、
i2iモバイル/うごくひと2が拾ってくるキーワードはほぼ同一です。

しかし、AWStatsはそれ+αのキーワードを拾っています。
で、そのキーワードの数が案外多いのだから驚き。


総括


どれも一長一短なものであり、これが一番!という解析は現状決められません。

機能面でいえば、うごくひと2が一番なのですが、
月間トータルでこれぐらいですよー、というデータの出し方なので、
全体を踏まえた改善には向いていますが、直近の問題に対処できない可能性があります。

自分の媒体の特性を見抜いた上で、自分が必要とする解析を選んでみてください。

「i2iモバイル+awstats」「うごくひと2モバイル+awstats」なんていう組み合わせをした上で、
必要とする解析を判断、というのが一番だと思います。

『モバイルSEO勝者のバイブル』をレビューしてみた。


f:id:moba13:20090519214308j:image


本日は、携帯SEOの書籍をご紹介します。

本題に入る前に余談ですが、
当ブログでいままで携帯SEO関係の書籍をご紹介することは
一度もありませんでした。

というのも、紹介するまでもない書籍しかないからなぁと
いままで思っていたところが大きいです。

なぜなら既存の「携帯SEO」書籍のほとんどは、
テクニカルな部分には触れておらず、
概要をさらっと話しているものばかりであったからです。

「携帯SEOとはなんぞや、PCのSEOとはなにか違うのだい?」という大枠部分は、
そのような書籍で十分でしたが、「自分で携帯SEOやりたいんだぜ!」という方からすると、
「概要はわかった。で、なにをすればいいんだい?」となってしまうわけです。

で、今回ご紹介する書籍はそんな方も満足できるであろう書籍ですよ、ということ。

というわけで、さらっと一読した限りの感想一覧。
  • 携帯だからこそのテクニックついても書かれている。ここが現場の人間として一番面白いかも。
  • PCSEOも携帯SEOも大枠は違いがない、ということが具体的なテクニックとしてわかる。
  • 概要が知れればいいんだよ、という担当者が読むには難しすぎる。
  • 第一章で既存書籍に書いてあったことの8割が抑えられている。笑
  • 市場分析についてが2割。
  • 考え方についてが2割。
  • テクニックについてが6割。


なんというかビジネス書ではなく、技術書です。

技術であったり、テクニックであったり、ノウハウが知りたい、
という方はぜひお読みになることをオススメします。

ちょっと概要が知りたいという方は、
アマゾンで既存の評価がよい書籍を読むほうが、混乱が減って良いはずです。
難しい技術的内容もたくさん書かれているので。

以上、感想。


以下、gdgd

正直、いま携帯検索エンジンの検索結果に、
ユーザーが嬉しい検索結果が出ていない理由っていうのは、
検索エンジンが進歩していないからではなく、各社モバイル担当の怠慢だと思っています。

この書籍内容の内訳は、2割ほどがモバイルならではの目新しい内容であり、
あとの8割は携帯でもPCと同じなんだぜ、ということが明文化されているというかんじです。

だからある意味では、この書籍を読まなくとも、
PCサイトでは「当たり前のように当たり前に行われていた施工」を行うだけで、
そこそこの結果はついてくるはず。

それなのに関わらず、
「携帯だから。」「新しいから。」「ノウハウがないから。」
なんて言って何も行わないのが、担当者の怠慢じゃないのか?と思っているのです。

そろそろユーザーにも、作り手が怠けすぎなかんじが伝わってきているから、
iPhoneなんかに期待値が移行していっているんだろうなぁと。

いまだキャッシュポイントがどこにあるのか良く分からない業界ですが、
まずはお客さんをたくさん集められるようにならないといけないですね。

商品ありき。お客さんありき。


f:id:moba13:20090519214308j:image

ユーザーが使っている携帯サイトを知るには。


「携帯サイトってモバゲーとかGreeとか、SNSのことでしょ?」
なんて台詞がまかり通っているのが不思議なこの業界ですが、
ヘビーユーザーがSNSだけやってるわけないでしょ、ということを云々しようと思います。

まず、携帯白書2009にはSNSを利用したことのある層は、
約20%程度ということになっています。

で、他のコンテンツの利用率はどうなっているのでしょうか、
というのが冒頭の図。

その中で、SNSのよりも上位になにがあるのかというと、以下のとおり。
  • ニュース・天気 / 約65%
  • 着うた / 約55%
  • 交通情報 / 約50%
  • 着メロ / 約40%
  • 懸賞 / 約40%
  • ゲーム / 約40%
  • 着うたフル / 約35%
  • ショッピング / 約35%
  • 旅行・街情報 / 約35%
  • 待受画像 / 約35%
  • ブログ / 約30%
  • 芸能・エンタメ / 約30%
  • 生活・暮らし / 約30%
  • オークション / 約25%

という形でずらずらーっと。

※「利用している」コンテンツでなく、
 「利用したことのある」コンテンツなので、若干見方に注意は必要です。


というわけで、すべてのユーザーにとって、
携帯=SNSというわけではないわけです。

「PV数」という括りで見ればSNSはNo.1かもしれませんが、
サイト運営の指標ってそこだけではないでしょ、という観点が大事。

またユーザー自身は、例えばモバゲーを、
ゲームサイトだと思っていたり、
小説サイトだと思っていたり、
ショッピングサイトだと思っていたりするわけです。

つまり、「どこどこのサイトがすごい。」という観点は、
視野が曇る見方かもしれないということ。

ユーザーが求めているコンテンツとはなんなのか、
ということを掘り進めていくほうがリアリティを感じられ、
見ているほうも面白くなってくるはずです。


だいぶ省略していますが、↑までが理論。


・・ココまでぐだぐだ書いておいて、あっさり結論を。笑

ユーザーが求めているコンテンツを知るためには、
2chの携帯コンテンツ板を見るといいです。

http://gimpo.2ch.net/chakumelo/



というのも、ユーザー同士が、
Greeってどうなのさ?」「待受サイトっていったらどこ?」
みたいなスレッドを多数立てているので、結構需要が見えてきます。

イメージとしては学校等のリアルなコミュニティで、
「このサイト無料で○○が見れていいんだよ〜」と、
教えてくれる人がいる、というかんじでしょうか。

なので、半個人が運営しているような、
ちょっと危なっかしいサイトも見ることができます。


スレッドの進行は遅めなものが多いですが、
ユーザーがいいと思っているサイトなど、
実際、極一部にすぎないということだと思います。

紹介されているサイトのアクセスカウンターを見ると、
1日5万PVなんていうのがザラだったりするので。


完全無料のポイント制もなし、なんていうサイトが当然ながら人気なので、
そのメディアの運営者の収益は微々たるものかもしれませんが、
ある意味では、一番ユーザーのことを考えている媒体が紹介されているのでしょう。

ただ、もちろん2ch2chなので、
完全にすべての発言を信用しないようにするのかベストです。笑


というわけで、話題のBeeTVのスレッドの発言でも。

17 携帯電話情報通知しません Date:2009/05/04(月) 02:37:03 ID:h1pMOCE30

さまぁ〜ずの番組だけは面白い



18 携帯電話情報通知しません
Date:2009/05/04(月) 12:56:13 ID:0Yb3jUfqO

なんか見にくいサイトだな



19 携帯電話情報通知しません [sage] Date:2009/05/04(月) 20:23:07 ID:o0WSDllWO

これって、ミュージック&ビデオチャンネルの契約と

BeeTVの両方で課金されるんだよね?



20 携帯電話情報通知しません [sage] Date:2009/05/04(月) 22:40:55 ID:BkkVcZUbO

>>19

M&Vチャネルは必須じゃないよ。あれば便利ってだけ。



21 携帯電話情報通知しません [sage] Date:2009/05/05(火) 08:19:06 ID:1a+iGWbE0

携帯動画ならこっちのほうがw

http://○○○/



22 携帯電話情報通知しません [sage] Date:2009/05/05(火) 14:02:49 ID:48/id5TaO

auのチャンネルボックスのパクリだし

チャンネルボックスのほうが面白い

チャンネルが豊富



23 携帯電話情報通知しません [sage] Date:2009/05/05(火) 14:55:50 ID:/18Bji3CO

量より質でしょ



24 携帯電話情報通知しません [] Date:2009/05/06(水) 17:49:54 ID:Tv6mdi+x0

いきなりiチャンネルの項目の中にコレが加わってて

ウザいんだけど。



25 携帯電話情報通知しません [sage] Date:2009/05/06(水) 19:48:15 ID:R63toKD5O

エイベックスが関わってるなら一切利用しません

【携帯専用TV】BeeTV【avex+docomo】

ITメディア見るよか、リアリティありますよね。

うごくひと2を使ってみた。

無料のスマートフォン解析ツール&携帯アクセス解析「うごくひと2」: 商用利用可

結論からいうと、サブ的な解析として非常に素晴らしいアクセス解析だと思います。

基本的機能はリリースとかで語られていますので、
この機能いいなぁと感じたことをずらっと。
  • 性別 (推定値)
  • 年齢 (推定値)
  • 地域
  • サイト来訪頻度
  • 人気・入口・離脱ページ
  • 検索キーワードチャート

性別 (推定値)


(推定値)って記述が後から付いたことに笑ってみたり。

さすがにUID等からユーザーの個人情報を知ることはできないはずなので、
多くのサイトのトラフィックから算出された「分析値」というところでしょうか。

その精度を上げるために、法人にも完全フリーで提供しているのかな?
と勝手に思ってます。

※ あくまで全体の平均値を推測するものであり、個別のユーザーの年齢・性別を特定することはできません


って書いてあったりするので。

というわけで数値を鵜呑みにはできないですが、
こんな割合なんだなぁという程度の感覚で見ると非常に面白いです。

ちなみに、無料会員登録制のサイトにも「うごくひと」を設置していますが、
その登録男女比率と、解析上の男女比率はほぼイコールでした。

なので、外部に公開できる数字ではないですが、
内部的(サイト運営的)には参考になる数値になるはずです。

年齢 (推定値)


基本的に「性別」と同上ってことで。
40代とか意外と多いんだなと。

この記事も強ち嘘じゃないんだなぁと思いました。

モバイルの場合、5歳ほど若いです。PCは30代40代ですが、

モバイルは20代30代が多いですね。



しかし、最近では40代50代がすごい勢いで伸びてきています。



そういった年代の方々も、

日常でお子さまやお友達とメールのやり取りをしているので、

携帯での文字入力にも慣れています。



ケータイ版楽天市場でのお買い物で必要になるのは文字入力だけなので、

当然そのステップを踏むことは可能です。

毎年1.5倍成長を続けるケータイ版楽天市場のメール活用術に迫る (2/3):MarkeZine(マーケジン)

地域


基本的に「性別」と同上ってことで。笑
やっぱ地方多いです。

サイト来訪頻度


これは知りたかった。

UA・UIDを利用すれば、来訪頻度はもちろんわかるわけですが、
それを無料ツールで見れる日がくるとは思っていませんでした。

広告の反応率というのはユニークユーザー率に影響を受けますからね。

よく月間PV10万のサイトに広告を出したら、
日が経つにつれて効果が落ちてきた、なんて言いますがそれは当たり前。

多くの媒体はリピートユーザーはPVを支えているわけですから。

というわけで、月間ユニークユーザー数は何人なの?
って部分を把握しておくのが大切ですってこと。

正しい意味での会員登録率というものも調べたいですしね。
(流入ページとログインページが同一の場合。)

人気・入口・離脱ページ



個人的には一番助かっている部分です。

というのも前提として、いままで携帯アクセス解析というと、
同一タグによるページ別解析というものが、
(無料ツールでは)ほとんどできない状態でした。

これは、今世の中で提供されているアクセス解析のほとんどが
JAVAベースであるためです。

JAVAに対応していないほとんど携帯ブラウザでは、
ページ別解析ができず、各ページに個別のタグを発行するか、
有料のアクセス解析を利用するか、という手段しかありませんでした。(私の知る限りでは。


そんな中、うごくひとはphpベースで作られていて、
同一タグによる、ページ別解析が可能になっています。

それにより、全ページに共通のタグを貼っておけば、
以下のようなデータが出てくるということ。
  • indexページの月間PVは5000ですよ〜
  • コンテンツページ1の月間PVは3000ですよ〜
  • コンテンツページ2の月間PVは1000ですよ〜
  • コンテンツページ3の月間PVは1500ですよ〜

また各ページ別の、

  • 検索ワード
  • 流入元ページ
  • 性別比
  • 年齢比
  • サイト来訪頻度

も閲覧可能。


非常に参考になる数値かなぁと思います。
「検索ワード」「サイト来訪頻度」あたりは特に。

検索ワード

まじめにサイト運営していれば、
意外と下層ページもSEOで上位表示しているもので、
それを把握していないと、機会喪失をする可能性があります。

「やけにアクセスがあるページがあるなぁ。ぉ上位表示してるじゃん」
って事態を把握しておくことは大事。

サイト来訪頻度

携帯ユーザーはコンテンツページを直にブックマークしているケースが多々あります。

一々TOPページからいつも自分が選ぶメニューを選択するのは、
携帯の特性上非常に手間ですから。

元々「画面メモ」なんて機能が愛されていたわけですし、当然っちゃ当然ですね。
(メディア担当者が知ってそうで知らない機能No.1かもしれない。)


そんな文化があるわけですから、
うごくひとを見ていれば、なんかアクセス数が多くて、
サイト来訪頻度も高い、なんてページが現れてくるはず。

それがユーザーニーズです、と。

検索キーワードチャート



これも面白いです。

ある程度検索ワードが把握できるのに加え、
キーワードごとの「直帰率」を見ることができます。

なおかつそれをマトリクスにして表示してくれる機能。
  • よく検索され、2ページ以上見るワード
  • よく検索されるが、そのまま帰ってしまうワード
  • 回数は少ないが、2ページ以上見るワード
  • 回数が少ない上、すぐに帰ってしまうキーワード

がわかります。

「よく検索されるが、そのまま帰ってしまうワード」
は最低限なくさなくちゃいけない部分ですね。

その辺のことがグラフィカルに見えるというのは非常に素晴らしいです。



・・こんなところですかね。

デメリットとして、詳細な日別データが取れないというところがありますが、
統計を見る上では月別データのみを見る、というのが一番です。

冒頭で書いた、
「結論からいうと、サブ的な解析として非常に素晴らしいアクセス解析だと思います。」
というのはそういう意味になります。

詳細な日別データは他のアクセス解析で取得しつつ、
うごくひとで大枠の軌道修正を行っていく。

これが最適な使い方だと思っています。